リゾート バイトを初めて知る方へ
単純な仕事だが、派遣先は重要性を強調し、ミスを犯せば始末書を書かされる。
責任だけが重くのしかかる半面、仕事が単調なので、プログラマーやSEに向けてのスキルは学ぼうにも学べない。
「このまま仕事を続けるのは限界かな」と思っているところへ、派遣先から「雇い止め」(仕事の契約の解除)の話が突然、降ってきた。
派遣社員を受け入れて二一年が経過し、さらに受け入れが続く場合は、派遣先は、本人に雇用の申し込みをしなければならない。
派遣先はそのことで行政指導が入るのを嫌い、更新はしないと、あらかじめ派遣元を通じて言ってきたのだ。
N子は困った。
長く続ける仕事ではないとは思うものの、急に雇い止めになっても、一人暮らしなので生活に事欠いてしまう。
「派遣社員のまま仕事がしたい」と派遣元には伝えたが、二、三日後に派遣先から返ってきた答えはノーだった。
理由は、「社風に合わない」。
そんなことで契約破棄になってたまるかと、N子は抗議したものの、通らなかった。
東京ユニオンに寄せられた女性派遣社員の訴えを、かいつまんで紹介する。
投書者をO子としておこう。
「派遣社員として働いていた私が妊娠し、派遣先に終わりを告げた翌日、派遣元〔派遣会社〕の営業からメールが送られてきました。
そこには、こう書かれていました。
関西のあるユニオン関係者は、「社風うんぬんで雇い止めにするケースは、結構多い」と語る。
相談に訪れた生命保険会社に勤務する女性の場合は、「あなたは、わが社と波長が合わない」というのが、雇い止めの理由だったという。
戦前は、他家に嫁いだ女性が、家風に合わないことを理由に離縁されることがあった。
家風と社風共通点は何かと言えば、家父長制(戦前の家制度と男性中心社会(企業)という、″男権支配″のなかで、そのメガネにかなわない人は弾かれるという構図である。
正社員には、そんな伝統はまず適用されない。
男女雇用機会均等法は、正社員、非正社員を問わず適用の対象にしているが、企業は非正社員を前にすると、正社員に接するときの理性がどこかにいってしまうらしい。
派遣社員という身分に対しては、″男権支配″のメガネをかけた見方が復活するのである。
『産むなら仕事はない。
堕ろして次を考える』というのは、派遣社員の常識だと言うのです。
まだ、私の契約期間さえ満了していないのに。
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